アンギーラ・アヒージョの楽しみ方

アンギーラ・アヒージョってご存知ですか?ご存知の方は余程の食通かスペイン料理のプロです。スペインのバスク地方が原産の超高級料理です。シラスウナギ、ヴァージンオリーヴオイル、ニンニク、鷹の爪それと少しの食塩を使った極めてシンプルな料理です。現地の高級なスペイン料理で食べる事の出来る超々高級料理です。世界中で高騰するウナギの稚魚は今では殆ど食べることが出来ないと思います。スペイン、ヴェネズエラ、フランスのスペイン料理店で何度か食べたのですが何処に行っても軽く数万円のオーダーになりました。私が最後に食べたのが日本です。15年位前に金沢の知り合いのスペイン料理店にお願をして食べたのが最後です。多分当時の金額で3万円位したと思います。今では幾らお金を積んでも日本ではもう食べることが出来ない思いますのでスペインへ行こうかなと思っておりました。いたずら半分で今回、筑紫 金うなぎの極小サイズの白焼をベースにアンギーラアヒージョを作って見た所、本場のアンギーラアヒージョと変わらない味の再現が出来ました。嬉しくなって皆様に御報告致します。

因みに本当のシラスウナギを使いますと日本では1 Kg 当たり250万円位の相場ですので1人前50 gとして125,000円その他材料を含めてお店で作って頂きますと多分150,000円位になるのではと思います。これを極小 筑紫金うなぎを使いますと多分、1,000円で本場のアンギーラアヒージョ変わらないものが作れます。

一度、お試しになっては如何でしょうか?詳細は御連絡頂ければお教え致します。(写真及び食べ方は後報)

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コメント: 3
  • #1

    Vale Esperanza 福原泰三 (木曜日, 31 3月 2016 08:39)

    六本木、麻布にてスペイン料理店を営業しております福原 泰三です。
    このブログを見て驚きました、同時に非常に嬉しく思いましたので書き込みをさせて頂きました。日本のうなぎ屋さんでアンギラアヒージョの事をよく知られている事とその味を求め復活の為にトライされている事に対し頭の下がる思いです。
    私のお店にお越しになる大事なお客様から昔、食べたアンギラアヒージョの御注文が有るのですが今は世界中で常時これが出せるお店は殆ど無いのではと思います。年に数回、スペインへ出向きメニューの勉強に行きますが本場のスペインでさえこのメニューに出くわすのが稀になって来ました。練り物加工品は時々見るのですが本当のうなぎと言うわけには行きません。国内で素材を業者さんにお願いしてどうしてもお召し上がりになりたいと言う大切なお客様にお出しするのですが一つのメニューに百万円単位の投資が必要です。
    日本国内のスペイン料理店でこれをメニューに加えるのは本当に無理と思います。しかし、うな智さんは鰻屋さんでありながらこの究極のメニューをリーズナブルな価格で提供する事の研讃をされている由、頭の下がる思いです。
    電話で連絡をさせて頂きますので本件詳細を御教示頂きますようお願い致します。
                                       六本木 Vale Esperanza 福原 泰三

  • #2

    六本木 福原 泰三 (水曜日, 06 4月 2016 10:58)

    先般は御教示頂き誠に有難うございました。教えて頂いた通り送って頂いた筑紫 金うなぎの白焼で試してみました。味は抜群に良かったとの事でお客様の評判も良かったです。白焼を使ってみたのですが食感が生のシラスウナギと違いますので今度は生のウナギで試してみます。問題は皮の表面のゼラチン質(コラーゲン質)の処理の問題が残っています。この処理が出来れば問題は解決すると思います。缶詰ですがスペインで使われているアンギラアヒージョの代替で使われている物を送りますので試食してみてください。これよりは教えて頂いた今回のメニューの方が数段上です。有難うございました。また御連絡いたします。

  • #3

    鈴木芳夫 (月曜日, 14 8月 2023 12:56)

    パリで一度、バルセロナで一度、たった二回だけですが食べました。パリではたしかアンギュラス、バルセロナではウナギの稚魚のフライ、バスク風という名称でした。確かに高価でほかの前菜の数倍の値段でした。15年以上前の話です。いま食べられるのかどうか。きっと難しいでしょうね。パリでは普通の皿に盛られて、バルセロナでは小さめの銅製の鍋で、調理後そのままで火傷しそうな熱さで出てきました。バルセロナに軍配です。